新車を購入する際に注意するべきポイントについて詳しく解説!

公開日:2021/12/15   最終更新日:2021/12/23

新車を購入したいと思ったときに「何から手をつければいいのかわからない」「自分にぴったりの車を見つけるにはどうしたらいいの?」と不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は新車購入が初めての方にも参考になるように、オススメの購入時期や一連の流れ、注意すべきポイントについてご紹介していきます。

新車は時期に気を付ければ安く購入できる可能性も!

新車を買うにしてもできるだけ安く買いたいと思うのは当然ですよね。実は新車購入にはおトクな買い時があります。

決算期の3月と9月

新車を安く購入するのに狙い目なのが3月と9月です。理由としてはメーカー、ディーラーともに決算期であり、この期間内に少しでも販売台数を増やしたいので大幅値下げをする可能性が高いからです。

ちなみに9月よりも本決算の3月のほうが、値下げがより期待できる時期となっています。ただし注意していただきたいのは、3月末もしくは9月末までに購入契約を完了しナンバー登録を済ませなければいけないということです。

商談を始める時期が遅くて決算期を過ぎてしまうようなら、値下げしてもらうことは難しくなるので注意してください。新車購入には多くの手続きがあり時間がかかるので、1か月半〜2か月前からの早めの準備が必要です。

モデルチェンジ時

モデルチェンジが発表された旧型モデルも安く買える可能性が高いです。車は数年ごとに新型モデルが発表されますが、そうすると古いモデルは需要とともに価格も下がることが一般的です。どうしても最新モデルに乗りたいというこだわりがとくにない方であれば、モデルチェンジ時は狙い目です。

新車の予算決めから納車までの具体的な流れ

次は新車購入が初めての方にもわかりやすいように、車選びから購入までの一連の流れについて順番に解説していきたいと思います。

①予算を決める

まずは購入に使える予算計画をしっかりと立てましょう。車選びは予算を決めずに始めてしまうと理想ばかりが優先してしまい、予想外に高額な出費になってしまいがちです。そうならないように最初の段階でしっかりと無理のない予算を立て、その範囲内で購入できる車選びをすることをオススメします。

新車購入時には本体価格以外に税金や手数料などで車両価格のおよそ15%が加算されますし、購入後も燃料費やメンテナンス代などの維持費がかかります。長い目で見て家計が苦しくならないような予算計画を行ってください。

②目的に合った車種を選ぶ

車を選ぶにはまず、どんな種類と特徴があるのかを知る必要があります。以下に車種とその特徴を簡単にご紹介します。

軽自動車:車体が最も小さいクラスで維持費が安い。小回りがきいて燃費がよいので街乗りに最適。

コンパクトカー:普通自動車の中で最もサイズが小さい。軽自動車よりもパワーやスピードがある。

ミニバン:3列シートで7〜8人が乗れる。室内空間の広さが特徴でファミリーカーとして人気。

SUV:悪路走行に強く大きな荷物も積めるのでアウトドアに適している。

ステーションワゴン:広い荷物スペースと高い走行性能と乗り心地が特徴。

セダン:4ドアと独立したトランクルームを持つベーシックタイプ。静粛性と安全性が高く、ビジネスシーンで用いられることが多い。

クーペ:1列シート2ドア2人乗りが主で、「走り」を意識した高い走行性能とデザインが特徴。

車種の特徴を理解したら、次は使用目的をはっきりさせて最適なものを選んでいきます。乗車人数・荷物スペースの広さ・主に街乗りで使うのか、遠乗りもするのか・年間どのくらいの距離を走行する予定なのか・車体の大きさは駐車スペースに適しているかなどを意識して考えると候補車をしぼりやすいです。

③店舗選び

新車購入は主に「ディーラー」か「自動車販売店」のどちらかで行うことになります。それぞれの特徴を考慮して店舗選びをしていきましょう。

ディーラーとは、一つのメーカーを専門に扱う正規販売店のことです。同じメーカーならどの店舗へ行っても価格やサービスの内容が一定して安定しています。

またメーカー専門のためスタッフの知識が深く、純正部品だけを取り扱っているので購入後も安心して車のことを相談できるというメリットがあります。反対にデメリットとしては、一つのメーカーしか取り扱いがないので比較ができないことです。

このことから、すでに買いたいメーカーや車種が決まっていて安心感を重視したいのであればディーラーがオススメです。

一方で自動車販売店はサブディーラーとも呼ばれ、複数のディーラーから仕入れたさまざまなメーカーの車種を扱っているので、購入者はいろいろな車種を比較検討できます。また価格に関してもディーラーとは違って店舗独自で値段設定ができるので安く購入できるというメリットもあります。

ただし、販売店によってサービス内容が大きく違う場合がありますので、店舗選びは充分慎重に行ってください。

以上のような特徴を理解した上で、評判や口コミ、スタッフの対応などを判断基準にして店舗選びをしていきましょう。価格交渉で比較するために複数の店舗をピックアップしておくとなおよいです。

④試乗して見積もりをとる

候補車がしぼれたら、実際に試乗して見積もりを出してもらいましょう。見積もりは商談の基本となるものなので必要です。複数店舗で同じ車種の相見積もりを出してもらうと価格交渉をより効果的に進めることができるので、そちらもオススメです。

またこの時に駐車場に車が入るかどうかということも確認してください。とくに立体駐車場を利用する場合は高さが合わなくて事故につながることもありますので注意が必要です。

⑤契約

見積もり書を基にしながら価格交渉をした上で契約へと進んでいきます。円滑に気持ちよく契約するためにはあまり無理な価格交渉はオススメできませんが、一般的には新車の場合「各種手数料」「ディーラー、販売店で取りつけるオプション」「納車費用」などは交渉の余地があります。他店との見積もり比較と合わせて、それらを値引きしてもらえるか交渉してみるとよいでしょう。

購入金額が決まったら必要書類を用意して、いよいよ契約です。必要書類には、印鑑証明書や車庫証明書や委任状などたくさんのものがありますが、契約のときに販売店がサポートしてくれますので指示をあおいで揃えるようにしましょう。

⑥納車

契約を交わし支払いを済ませたら、およそ1〜3週間で納車となります。店舗に自宅まで車を届けてもらうと納車費用がかかりますが、自分で引き取りに行く場合は無料になります。

納車はぜひ日中の明るい時間帯に行うようにして外観や車内に傷がないか、またエンジンをかけて乗ってみて異音がしないかなど、しっかりとチェックしましょう。

後々トラブルにならないためにも、引き渡し時のチェックもとても重要です。もちろん何か異常を発見したらすぐにその場で伝えましょう。

新車を購入する際に注意するべきポイント

新車購入では気をつけるべきことはたくさんありますが、ここではとくに注意すべき点にしぼって解説していきます。

無理のない予算を立てる

先々のことまで考えた無理のない予算計画を立ててください。新車購入は高額のため多くの方がカーローンを利用することになると思います。車は購入後にも燃料費、メンテナンス費、税金など多額の維持費がかかるものですから、そこまで考慮に入れた上で毎月の支払いが苦しくならないように予算を立てたいところです。

必ず試乗する

見た目や情報だけで判断せず必ず試乗しましょう。実際に乗り始めてから後悔しないためにも、試乗して乗り心地や運転のしやすさを確認しておくことは非常に大事です。

操作性や運転席からの視界の見やすさ、シートの座り心地などが自分に合っているかしっかりと確認してください。ライトの明るさや夜間の走行もチェックしたいので、できれば明るい時間帯と暗い時間帯の両方で試乗することをオススメします。

メーカーオプションに注意

新車にはオプションをつけることで機能を追加できますが、あらかじめメーカーの製造過程でしか取りつけることができないメーカーオプションというものには注意が必要です。

メーカーオプションは車両の製造ラインの段階で本体に組み込むものなので、契約後にキャンセルしたり納車後に取り付けたりできません。たとえば最近話題の自動運転システムもメーカーオプションの一つとしてあげられます。メーカーオプションをつける場合には事前にしっかりと検討するようにしてください。

車選びは時間に余裕を

車選びから納車にこぎつけるまでは1か月〜2か月はかかるので時間に余裕をもって準備しましょう。毎日通勤に車を使っていて車検前に購入したいという方や、冒頭でもご紹介した決算期に購入したいとお考えの方は、その月になってから探し始めたのでは間に合わない場合が多いです。

逆に早めに準備しておけば、多くの車種や店舗で比較をできるのでよりよい条件で新車購入ができる可能性が高くなっていきます。車は高い買い物ですから、くれぐれもあわてて契約して後悔することのないように注意してください。

 

ここまで新車購入時に注意するべきポイントについて解説してきました。新車購入のオススメは3月と9月の決算期とモデルチェンジの時期でした。また納車までの一連の流れで大事なことは、無理のない予算計画を立て、使用目的に合わせた車種と店舗選びをしっかりと行うことでした。同様に試乗すること、駐車場に収まるかどうかの確認も重要なポイントです。新車購入をお考えの方はぜひ今回の内容を参考になさってください。

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