新車を購入する際にかかる費用はどれくらい?大体の相場を知ろう!

公開日:2022/02/01   最終更新日:2022/03/07

新車を購入する際、最初は車体価格だけで考えてしまいがちですが、実際には税金や諸費用など車体以外にさまざまな費用がかかります。諸費用について考慮しておかないと、ギリギリ予算に収まったと思ったらオーバーしていたということになりかねません。ここでは新車を購入する際にかかる税金や諸費用、安く抑えるテクニックをご紹介します。

新車を購入する際にかかる税金

新車を購入する際には、自動車重量税、自動車税・軽自動車税、環境性能割、消費税、自動車リサイクル料とさまざまな税金がかかります。自動車重量税は車両の重量に対してかかる税金で、新車購入時と車検(新車は3年後、2回目以降は2年ごと)のタイミングで支払います。

新車購入時に支払う初回車検までの3年分の税額は、エコカー以外であれば0.5t以下が12,300円、1tまでが24,600円、1.5tまでが36,900円、2tまでが49,200円、2.5tまでが61,500円、3tまでが73,800円となっています。電気自動車やエコカーの場合は25%~100%の免税・減税を受けることができます。

自動車税・軽自動車税は、軽自動車は一律1800円、普通車は排気量に応じて25,000円~11万円となっています。自動車税は購入月の翌月から翌年の3月までの税金を支払う必要がありますが、軽自動車税は毎年41日の1回なので購入タイミングによっては1年近く税金を払う必要がなくなりお得です。

環境性能割は201910月以降、それまでの自動車取得税に代わり課せられるようになった、車の取得に対して課される税金で、車の取得価額に環境性能割の税率を掛けて算出します。税金の割合は普通車が03%、軽自動車は02%で電気自動車やエコカーは優遇されます。

消費税は、車などの高額な買い物の場合10%がかなり大きな金額になるため注意してください。たとえば車体が200万円の車であれば、消費税を入れると220万円になります。

自動車リサイクル料は、新車購入時に将来自動車を処分する際の費用を前払いするものです。リサイクル料金には、自動車をシュレッダーで粉砕するシュレッダーダスト料金や、エアバッグやシートベルトなどの処理にかかるエアバッグ類料金、エアコンに使用されているフロンを処理するためのフロン類料金などが含まれます。リサイクル料金はメーカーや販売業者によって異なりますが、6,000円~18,000円程度が相場です。

新車を購入する際にかかる税金以外の諸費用

新車購入時には税金以外にも諸費用がかかります。自賠責保険は聞いたことがある人も多いと思いますが、事故を起こした際の補償のための費用です。普通自動車であれば12か月13,410円、13か月14,090円、24か月21,550円、25か月22,210円、36か月29,520円、37か月30,170円で、軽自動車の場合は12か月13,210円、13か月13,870円、24か月21,140円、25か月21,780円、36か月28,910円、37か月29,550円で長期間分をまとめて支払うほどお得になっています。自賠責だけでなく任意保険に加入する場合は別途保険料がかかります。

ナンバープレートを希望の番号にしたい場合は申請手数料が1,5002,000円程度、希望ナンバーに5,000円程度、図柄入りナンバープレートの場合は7,0009,000円程度の費用がかかります。

新車を購入する際、所有者登録をディーラーや販売店に代行してもらうための登録代行費用は、13万円程度が目安です。新車の購入時は、購入した車をどこに保管するか決めて車庫証明を取得する必要があります。自分で手続きすることもできますが、ディーラーや販売店に代行してもらう場合は12万円の費用がかかります。

納車の際に車を自宅まで届けてもらう場合は近隣地域であれば5,000円~1万円程度、遠方の場合13万円程度の納車費用がかかります。自分で引き取りにいけば納車費用はかからないので、可能であれば自分で引き取りにいくのがおすすめです。現状所有している車を下取りしてもらう場合は、下取り代行費用として5,000円~1万円程度がかかります。

新車を購入する際にかかる費用を安く抑えるテクニック

新車を購入する際は車体料金以外にさまざまな費用がかかることを説明しましたが、安く抑える方法もあります。まず、税額は車種やボディタイプによって異なります。環境性能割は燃費性能がいい車種を選ぶことで税率が低くなるので、法定費用を抑えることができます。

自動車税は、新車購入時によって月割りでカウントされます。月初めに新車登録をすれば課税されるのは翌月からなので、約一か月分お得になります。軽自動車の場合は年単位の課税で、41日に一律で課税されるため、42日以降のなるべく早い時期に購入すれば最初の税金の支払いは翌年の4月と約1年分お得になります。

車庫証明や新車登録、納車などを販売店やディーラーに依頼せずすべて自分で行えば数万円の節約になります。

 

新車購入時に必要な初期費用は、一般的に車両本体価格の1~2割といわれています。新車を購入する際は車体価格だけでなく、支払い総額を意識しておくことで予算オーバーを防ぐことができます。購入タイミングに気を付けたり、税額の安い車種を選んだりすることで税金を安く抑えることもできます。こちらで紹介した内容も参考に、賢くお得に新車を購入してください。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

ネクステージで自社ローンは組めるのか ネクステージで自社ローンを組むことはできません。ネクステージでは、金融機関を介したローンのみ利用可能となっています。 そもそも自社ローンとは、自動車販売
続きを読む
通常、納車までには数週間から数か月かかる場合が多いですが、人気の車種や特別仕様車の場合はさらに長くなることもあります。では、できるだけ早く新車を手に入れるためには、どのような工夫や選択肢があ
続きを読む
キャンプの楽しみを最大限に引き出すには、快適で機能的な車が欠かせません。キャンプに役立つ車選びでアウトドア体験が一段と充実します。車中泊もできるアウトドアにぴったりな車を選ぶには、どのような
続きを読む