新車購入時にローンをすすめられる理由とは?メリットとデメリットを解説

公開日:2023/12/15  最終更新日:2023/11/30

ローンをすすめられる

新車を購入したいけれど、ディーラーですぐにローンをすすめられるのは何故?とお考えではありませんか。そこで本記事ではそんな疑問を払拭すべく、新車購入時にローンをすすめられる理由やメリット・デメリットについて解説します。この記事を最後までお読みいただき、あなたの快適なカーライフにお役立てください。

新車購入時にローンをすすめられる理由とは?

ディーラーで新車を現金一括払いで購入しようとするとローンを強くすすめられる場合がありますが、それは何故なのでしょうか。ここでは、新車購入時にローンをすすめられる理由について解説します。

ローン会社からディーラーにキックバックが入るから

顧客がローンを利用して車を購入すると、ローン会社からディーラーに紹介料としてキックバックが入る仕組みがあります。

ローン会社にとっては金利が利益となるため、先に紹介料を払ってでも、長期にわたり金利を支払い続けてくれる顧客の獲得に躍起になるわけです。

営業マンに金一封が支給されることがあるから

キャンペーンの一環として、ディーラーはローンを利用した販売促進に力を入れる期間があります。

キャンペーン期間中にローン利用による台数目標を達成すると、会社から営業マンに金一封が支給されることがあります。営業マンは、この金一封を狙ってローンをすすめてきます。

新車への買い替えを提案しやすいから

新車を購入した場合、初回の車検は3年後になります。営業マンは、この初回車検のタイミングで新車への買い替えを提案します。

3年経過した車の下取り価格でローン残債が相殺できる旨を伝え、今回かかる車検費用とほぼ同額を頭金に回せば、また新たに新車が購入できると提案します。このサイクルを利用すれば、顧客に対して定期的な買い替えが提案しやすくなります。

新車購入時にローンを利用するメリット

ローンを利用して新車を購入すると、ディーラーだけでなく、顧客にとってもさまざまなメリットがあります。ここでは、新車購入時にローンを利用するメリットについて解説します。

予算を超えた車が買える

現金一括払いでは買えなくても、ローンを利用することで予算超えの車を購入することが可能になります。ローンの利用は、どうしても欲しい車種がある場合や、グレードやオプション装備を妥協したくないとき、手元に現金を残しておきたいときに賢い選択です。

低金利ローンの活用で支払総額を安くできる

新車購入時に利用するマイカーローンであれば比較的低金利で提供されています。一般的なカードローンの金利は15%前後ですが、マイカーローンの金利は5%前後をキープしています。そのため、低金利なマイカーローンを利用すれば、支払総額を抑えて新車を購入することが可能です。

手元の現金を減らさず急な出費に対応できる

車の購入に一度に多額の現金を支出してしまっては、病気やケガ、教育資金や介護資金など、急にまとまったお金が必要になったときに対応できなくなる可能性が高まります。

いつでも使える余力資金を用意しておくことは大切です。車の購入にローンが利用できるのであれば利用したほうが、リスク回避に繋がる場合もあります。

新車購入時にローンを利用するデメリット

ここまではローンを利用するメリットを解説してきましたが、一方でいくつかのデメリットも存在します。ここでは、新車購入時にローンを利用するデメリットについて解説します。

金利がかかり支払総額が増える

ローンには必ず金利がかかるため、現金一括払いに比べて車の支払総額は増えてしまいます。ローンは返済期間が長いほど金利が加算されてしまうため、低金利のローンを選んだり、無理のない範囲で月々の返済額を増やしたりすることで、少しでも返済期間を短くすることが重要です。

完済するまで所有権者が自分にならない

ローンの利用では、基本的に全額完済するまで車の所有権者はローン会社やディーラーに設定されます。返済が終わり車の所有権が自分に移転しないうちは、車を譲渡したり売却したりすることは制限されます。

審査に通らないとローンを利用できない

そもそも審査に通らないとローンは利用できません。ローン審査の可否は、勤務先や収入、信用情報などをもとに判断されます。また、審査に通過しても場合によっては、希望額全額を借りられないこともあるため注意が必要です。

まとめ

今回は新車購入時にローンをすすめられる理由や、メリットとデメリットについて解説しました。新車購入時にローンをすすめられる理由は、ローン会社から紹介料が入ったり、金一封が支給されたりするメリットがあり、買い替えも提案しやすくなるからです。また、ローンを利用するメリットは、低金利のローンで予算を超えた車が買えたり、手元の現金を減らさず急な出費に対応できたりすることが挙げられます。一方で、ローンを利用するデメリットは、金利がかかり支払総額が増え、完済するまで所有権者が自分にならないことや、審査に通らないとローンを利用できないことなどが挙げられます。新車購入時におけるローンの利用でお困りであれば、ぜひこの記事にある内容を押さえ、後悔のない選択にお役立てください。

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