新車購入時のカーローンはどう選ぶ?返済額や返済期間の決め方とは

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/07/13


カーローンにはさまざまな種類があります。新車購入時には多くのカーローンが選択できますが、選択肢が多いとどれを選べばいいか悩むものです。そこで今回は、新車購入時に利用するカーローンの賢い選び方や返済方法について解説します。カーローンをうまく使って、憧れの新車を手に入れましょう。

新車購入時に利用できるカーローンの種類

カーローンは提供元によって分別されますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。まずは、主なカーローンを紹介します。

■ディーラーのカーローン

新車を購入するディーラーで提供されている自動車ローンです。金利の平均は年利36%ですが、最近人気の残価設定ローンでは、年利25%と比較的低く設定されています。ローンの申請や手続きはすべてディーラーで行われるため、頻雑な手続きに時間を取られる心配がありません。また、審査完了までの時間も早く、急いで車を購入したい人にはもっとも適しているでしょう。

■銀行のカーローン

銀行や信用金庫などでも、新車購入時に利用できるカーローンがあります。金利は年利14%が相場。銀行や信用金庫の口座残高や給与の受け取り有無などの条件によって、金利が優遇されることもあります。新車購入はもちろん、車検代や修理代金にも利用可能です。繰り上げ返済や借り換えにも利用できるため、自由度の高さでもおすすめです。

■カードローン

借入額が少ないなら、クレジットカードでのカードローンも検討してみましょう。利用可能枠の規定があるので、提供しているサービスの窓口で確認が必要です。

■自社ローン

自社ローンとは、中古車販売店でよく提供されている販売店独自の自動車ローンです。金利の設定がない代わりに、手数料や保証料が発生します。新車でも利用できる販売店もありますが、メインは中古車。なかなか新車で使えるお店はないようです。

契約年数や金利などは実際の金額で確認しよう

カーローンを組む際には、返済までの契約年数や毎月の返済額を決める必要があります。ほかにもボーナス払いの有無、金利も選択しなくてはいけません。初めてカーローンを利用する際には、これらの項目に気を取られがちですが、それよりも重要なのは実際に支払う金額。カーローンは基本的に、毎月一定の金額額を返済します。そのため月々の返済額は、生活に支障のない範囲で設定すべきでしょう。

年数ばかりに気を取られ、短い期間でローンの返済を計画すると後悔しかねません。金利も含め、毎月実際に支払う額はいくらなのか、総支払額はいくらになるかを確認してから契約しましょう。またカーローンによっては、保証料や事務手数料が発生します。諸費用についても事前に確認しておくとトラブルがありませんよ。

月々の返済額や返済期間を決めるときのポイント

まずは車両本体以外にかかる費用を確認しましょう。新車購入時には、自動車税・自動車重量税・消費税などの諸費用がかかります。これら諸費用の総額と支払い方法をチェックしておきましょう。もし、諸費用は現金一括で納金の事実をローン契約後に知ると、返済計画に大きな影響をおよぼします。

また複数社のカーローンから資料を請求しましょう。そして3~5社から見積もりを取って比較・検討します。上限金利や保証料などのほか、保証人の要・不要、借入可能額に注目してみましょう。カーローン提供のディーラーや金融会社によっては、シミュレーション機能のあるサイトもあります。購入予定の新車価格から借入額を仮定し、金利や返済予定年数を入力しましょう。ボーナス月の返済についてもシミュレーションできます。

ローンの負担を減らすためには、頭金を入れる方法もおすすめです。借入額を減らせるため、返済額も少なくて済みます。なおカーローンは一度契約すると返済期間を変更できません。どうしても返済が難しい場合は、ローンの借り換えを行うことになります。しかし、借り換えには手数料がかかるため、なるべく最後まで同じカーローンで返済しましょう。

新車のローン返済額は月々いくらがおすすめ?

カーローンに限らず、ローンの月々の返済額は人によって大きく異なります。年齢や家族構成、年収、ほかに利用しているローンの有無など、適正な返済額は複合的に判断されるものです。毎月の返済額を減らせば、日々の生活にも影響が少なくて済みますが、返済年数が長い分金利が上乗せされていきます。

反対に返済年数を延ばして毎月の支払額を増やせば、金利が減り、総返済額も少なくなります。しかし、返済は毎月のこと。家計を圧迫するようでは正しい返済計画とはいえません。やはり自分に合った返済年数や借入金額を調べたうえで、月々の返済額を決めましょう。

 

新車の購入時に利用できるカーローンには、ディーラーが用意しているローン以外にもたくさんの種類があります。それぞれ金利や利用条件が異なるため、自分の希望の返済方法ができるかチェックしましょう。また返済期間や毎月の返済額は、実際に払う金額を確認してからの契約が重要です。期間だけで決めると、返済が困難になる可能性が高いからです。ぜひ無理のない返済計画を立て、新車ライフを楽しみましょう。

おすすめ関連記事

SEARCH

新着記事

車祓いとは、交通安全を祈願する人がおこなうお祓いのことです。お祓いを受けるタイミングに決まりはありませんが、新車を購入した際に車祓いを受ける人が多い傾向にあります。そこで本記事では、車祓いに
続きを読む
新車購入後の運転方法によって車の性能を高めたり、寿命を伸ばしたりすることができます。まずは、緩やかな慣らし運転から始めて、徐々にエンジンの回転数をあげていきましょう。納車直後からフルパワーで
続きを読む
今後は、ガソリン車ではなく電気自動車が主流になっていくでしょう。なぜなら、政府が2035年を目標にガソリン車の販売廃止を進めているからです。世界的にみても、環境に配慮したクリーンな電気自動車
続きを読む
新車販売関連コラム