新車購入後にしてはいけないこととは?車の寿命や性能を保つポイント 

公開日:2024/03/15  

新車

新車購入後の運転方法によって車の性能を高めたり、寿命を伸ばしたりすることができます。まずは、緩やかな慣らし運転から始めて、徐々にエンジンの回転数をあげていきましょう。納車直後からフルパワーで走ると故障の原因になります。そこで本記事では、新車購入後にしてはいけないことを伝えたうえで、安全に長く乗り続ける方法を紹介します。

新車購入後にしてはいけないこと

買って早々に事故や故障を起こさないよう、丁寧に運転しましょう。ここでは、新車購入後にしてはいけないことを3つ紹介します。

洗車

新車購入後1か月ほどは洗車を控えたほうがいいでしょう。なぜなら、車の塗装が乾ききっていない可能性があるからです。カラーによっては馴染むまでに時間がかかるため、洗車時にタオルで拭きあげた際に塗装がはがれることがあります。汚れひとつないピカピカな状態を保ちたい気持ちは分かりますが、しばらくは洗車を我慢したほうが賢明です。

急発進や急ブレーキは避ける

新車は部品やエンジンが馴染むまで時間がかかるので、急発進や急ブレーキはやめたほうが安全です。慣らし運転をするなかで、徐々に動作が滑らかになっていきます。そのため、急発進・急ブレーキのような高負荷をかけると故障の原因になるでしょう。

長距離運転しない

慣れるまでは長距離運転は避けてください。前の車に比べ車幅や車高、運転操作が違う場合、いきなり長距離を走ることで事故の原因になります。長い時間走ると、疲労が蓄積し集中力が切れていきます。このような状況のなかで、内輪差のある新車を運転すると事故のリスクが増えるでしょう。まずは、短距離から少しずつ慣らしてください。

停止した状態でハンドルを回す

新車購入時に限った話ではありませんが、停止している状態でハンドルを回すとタイヤに負荷がかかるのでやめてください。ハンドルをまっすぐに戻す行為を何気なくおこなっている人は少なくないでしょう。

この行為は、タイヤに数百キロの重さをかけながらアスファルトに押し付けているのと同じです。タイヤがすり減り、買い替えのタイミングが早まるのでやめてください。

新車の初期トラブル回避のポイント

入念に整備された新車とはいえ、トラブルが起こらないとは限りません。ここでは、トラブルを回避するためのポイントを紹介します。

オイル交換をする

新車時のオイルは汚れやすいといわれているので、初回は1,000~3,000kmほど走行したらオイル交換するようにしてください。2回目以降は、5,000kmを目安にして問題ありません。エンジンオイルには潤滑油の役割があります。エンジンに使用されている部品の摩耗を防ぎ、スムーズに動作させるための油です。

オイル交換せずに放置していると、潤滑作用が失われ故障の原因になるでしょう。またエンジンオイルには、車のオーバーヒートを防ぐ役割があります。高温になった部品から熱を吸収し、冷却してくれるのでオーバーヒートのリスクを低減できます。

初回点検は必ずおこなう

安全性を担保するためにも初回点検は必ずおこなってください。初回点検は納車から1か月後または、1,000~2,000km走行してからがほとんどです。新車だから大丈夫だろうと考える人もいますが、万が一不具合があると大きなトラブルになりかねません。点検内容は、ブレーキ回りやエンジン回り、油漏れの有無などを確認します。

車の寿命や性能を保つためには慣らし運転が必要

安全に性能を保ちながら乗り続けるためには、慣らし運転が重要です。ここでは、慣らし運転について深掘りしていきます。

慣らし運転の必要性

慣らし運転とは、新車購入時やタイヤ交換したあとにおこなう運転方法のことです。新車をいきなりフルパワーで稼働させると故障の原因になります。車の寿命を延ばしたり、エンジンの調子がよくなったりするので慣らし運転は重要です。

エンジンの回転数を落としながら緩やかに走行することで各部品の摩耗を防ぎ、性能を高める効果があります。近年では、自動車開発の進歩により、昔ほど慣らし運転の必要性は高くありませんが、不安なく運転するためにも実施したほうがいいでしょう。

慣らし運転のやり方

慣らし運転は、走行距離1,000kmに達するまでは急発進・急ブレーキはせず、エンジンに負荷をかけないようにしてください。エンジンの回転数をレッドゾーンの半分程度に抑えるのがポイントです。500kmに到達したら、100kmごとに500回転ずつリミットをあげていきましょう。走行距離1,000kmに達したところで慣らし運転は終了です。

慣らし運転をおこなう場所

慣らし運転をおこなう場所には、高速道路もしくは、一般道があります。高速道路は、信号や人通りがないので安定した走行ができます。そのため、渋滞に巻き込まれない限りは短時間で慣らし運転を終えられるでしょう。一方で、一般道の場合はブレーキ操作や発進操作などを幅広くこなせるので、各部品をゆっくりと慣らせます。

まとめ

本記事では、新車購入後にしてはいけないことを紹介してきました。納車後は、車の部品が馴染んでいないので、急発進や急ブレーキはやめてください。いきなり高負荷をかけると各部品が摩耗し劣化を早めてしまいます。また、長く乗り続けるためにも、初回点検は必ず受けるようにしてください。新車だから大丈夫だろうという考えから点検をしない人もいますが、安全に走行するためにも大切です。慣らし運転から始めることで故障のリスクを低減させたり、車の寿命を延ばしたりできるので、ぜひ試してください。

 

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