新車購入時にすすめられるボディーコーティングとは?その必要性を解説
新車を購入する際に、ボディーコーティングをすすめられることが多くあります。新車であってもボディーコーティングは必要なのでしょうか。そもそもボディーコーティングとはどのようなものなのでしょうか。そういったボディーコーティングの疑問に答えるとともに、その必要性をあわせて解説します。
そもそもボディーコーティングとは
ボディーコーティングとは、車体を傷や汚れから保護するために車の塗装表面にコーティング剤を塗布することです。コーティング剤にはガラスや樹脂などいくつか種類があり、それぞれに特徴があります。
油脂系コーティング
いわゆるワックスのことです。車体にツヤを出し見た目を美しく見せます。また撥水性が高いという特徴がありますが、耐久性に乏しく長くとも1か月程度で塗り直しが必要です。
樹脂系コーティング
一般的にポリマーコーティングと呼ばれています。市販品として出回っているコーティング剤の多くは、この樹脂系コーティング剤です。油脂系コーティングよりも耐久性が向上しており、効果が2〜3か月程度持続します。
ガラス系コーティング
油脂系や樹脂系よりも耐久性に優れているのが、ガラス系コーティングです。ガラス成分と他の成分を混ぜた硬い膜で車体を保護し、傷や劣化を防ぎます。コーティング剤によりガラス成分の含有量に差があり、含有量が少ないコーティング剤だと十分な効果が期待できない可能性もあります。
ガラスコーティング
ガラス系コーティングと名前は似ていますが、ガラスコーティングはほぼすべてがガラス成分です。ガラス系コーティングよりも耐久性は高いものですが、ムラができやすく塗装には技術を要します。
新車へのボディーコーティングの必要性
新車を購入する際、ボディーコーティングをすすめられることは多くありますが、新車へのボディーコーティングはオプションであり必須ではありません。しかし購入した新車を長く美しい状態に保ちたければ、ボディーコーティングをすることをおすすめします。車の塗装面は日光の紫外線や酸性雨により劣化するものです。劣化が進むと塗装面にひび割れが入るおそれや、塗装がはがれてしまうおそれがあります。
またコーティングを施していない車体に細かな傷が入ってしまうと、表面を研磨しなければ消すことはできません。そうした傷や劣化から車体を守り、新車の状態を長期間維持するためにボディーコーティングが必要になります。ボディーコーティングをしないからといって車の性能に影響はありませんが、車を大切にしたい人にとっては欠かせないオプションです
新車にボディーコーティングを行うメリット
新車にボディーコーティングを施すメリットは、主に3つあります。
紫外線による劣化を防ぐ
ボディーコーティングには紫外線カット効果があり、コーティングを施すことで紫外線による塗装面の劣化を防止できます。劣化を防止することで塗装面がはがれたりひび割れたりせず、車体を美しい状態に保つことが可能です。ボディーコーティングは定期的な塗り直しが必要になりますが、メンテナンスを怠らなければ半永久的に塗装を保護することも可能です。
汚れがつきにくくなる
ボディーコーティングにより、車体に防汚効果を付与することも可能です。泥はねや黄砂、排気ガスなどで車体に汚れが着くことは免れません。しかしボディーコーティングを施すことで車体に直接汚れが付着せず、汚れによる塗装面の浸食を予防できます。またコーティングにより汚れが落ちやすくなるため、洗車の手間を軽減してくれます。
車体の細かな傷を予防できる
どれだけ気を付けていても、車体にはスクラッチ傷と呼ばれる細かな傷がついてしまうものです。コーティングで表面に膜を形成することで、車体に直接スクラッチ傷がつくことを防止できます。車体の塗装面にスクラッチ傷がつくと光沢が低下してしまうため、コーティングでスクラッチ傷を予防することは車体を美しく保つことにもつながります。
新車のボディーコーティングはどこでするのがよい?
新車を購入するディーラーやボディーコーティング専門店など、ボディーコーティングを依頼できる店はさまざまありますが、それぞれで料金も違えば得手不得手があります。たとえばピットメニューにコーティングがあるガソリンスタンドもありますが、安価である分専門技術には期待できません。
ボディーコーティング専門店であれば高い技術で高品質なコーティングを期待できますが、その分料金も高くなります。自分が施したいコーティングの種類や料金などを見て、一番バランスがいい店を選択することをおすすめします。
まとめ
新車のボディーコーティングは車の性能には影響しなくとも、車体を美しい状態に保つためにも施すことがおすすめです。ボディーコーティングを施すことで紫外線カット効果や防汚効果を得られ、日々の手入れも楽になります。コーティングを依頼できる店は複数存在するため、コーティングの内容と料金のバランスを見て最適な店を選択するようにしてください。