契約前に要チェック!新車の購入費用を安く抑える方法とは?
新車を購入する際、ほとんどの人が「できるだけ安く買いたい」「お得に購入する方法はないか」と考えるのではないでしょうか。ここでは、新車を購入する前に知っておきたい、新車購入費用を安く抑えるための交渉テクニックや購入タイミング、安く買える自動車販売店、値引き交渉を行う際に注意するべきポイントについてご紹介します。
新車の購入費用を安く抑えるための交渉テクニック
新車を安く購入するためには、同車種で複数の販売店から見積りをとっておくのが効果的です。複数社に見積りを出してもらって比較する方法を相見積もり(あいみつもり)といいます。相見積もりをすることで、どの販売店で買うのが一番お得か判断できますし、値引き交渉の材料にすることもできます。
ディーラー同士で相見積もりをする場合は同メーカー、同車種で見積りをとると効果的なので覚えておきましょう。ライバル車の値引きは難しいため、トヨタ系、日産系など同系列で見積りを競わせるのがおすすめです。
交渉の際は、営業担当者と信頼関係を築くことも重要です。営業担当も人なので、横柄な態度で値引き交渉をすると頑なになってしまうこともあります。営業担当に「この人のためなら、できるだけ値引きしたい」と思ってもらえるよう、積極的にコミュニケーションをとって信頼関係を築きましょう。
値引き交渉の際は、「値引いてくれたらこの店で買う」という購入の意思表示をしっかりすることも大切です。交渉をスムーズに進めるために、まず購入意思を伝えておきましょう。
また、値交渉の際は希望額を明確にしておくことも重要です。「なんとなく安くなればいいな」くらいの感覚で交渉を始めてしまうと、落としどころがわからなくなります。一般的に、新車購入時の値引き額の目安は車両価格の5~15%といわれています。
車両価格が高いほど値引き額も大きくなります。もともと車両価格の安い軽自動車などはそこまで大幅な値引きは見込めないということも覚えておくといいでしょう。
値引きは車両価格に限りません。オプションは車両本体と比べて利益率も低く、販売店も値引きがしやすいため車両の値引きがうまくいかない場合はオプションの値引き、もしくはコーティングやドライブレコーダーなどのサービスを交渉してみるのもおすすめです。
新車を安く買えるタイミングを見逃さない!
新車には安く買うことのできるタイミングがあります。まず、各メーカーの決算期である3月と9月です。決算期は売上成績が決まる月なので、販売店も販売台数を伸ばそうとして値引き幅が大きくなる傾向にあります。とくに3月は年間売上に関わる月なので大幅値引きが期待できます。
また、7月と12月に行われるボーナス商戦も狙い目です。値引き幅だけでなく、各社が魅力的なキャンペーンを展開します。
決算期とボーナス時期以外では、モデルチェンジのタイミングもおすすめです。新しいモデルがでると、従来モデルは売れにくくなるため販売店は早めに売りきってしまおうとします。
最新モデルにこだわらないのであれば、モデルチェンジのタイミングを狙って従来モデルを購入することで、大幅な値引きを引き出せる可能性があります。
新車を安く買える自動車販売店とは?
新車を安く買いたいのであれば、購入する店舗選びも重要です。ディーラーは値引き幅に制限がありますが、自動車販売店は値引き幅に制限がないのでディーラーよりも値引きをしてもらえることがあります。
また、取り扱う新車台数が多い販売店の方が取り扱い台数の少ない販売店よりも安く新車を購入できる可能性が上がります。たくさんの車を仕入れている販売店では、仕入れの少ない販売店よりも一台あたりの利益が少なく済むため値段が安く設定される傾向にあるからです。また、たくさんの車種から選べるという点でも、取り扱い販売台数の多い自動車販売店を選ぶのがおすすめです。
キャンペーンを頻繁に開催している販売店もおすすめです。「オプション無料キャンペーン」「メンテナンス費用パック」などさまざまなキャンペーンがあるので、キャンペーン情報は定期的にチェックしておくといいでしょう。
値引き交渉を行う際に注意するべきポイント
値引き交渉を行う際は、焦らないことがポイントです。すぐに値引きの話をはじめたり、高圧的な態度で値引きを迫ったりするのはおすすめしません。値引き交渉はまず営業担当と信頼関係を築いてから行いましょう。
また、無理な値引きを求めすぎないのもポイントです。「もう少しいけるのではないか」と欲張りすぎると契約自体がダメになってしまうこともあります。営業が「ここが限界」といっているのであれば、値引き交渉はそこまでにしておきましょう。引き際の見極めは難しいですが、関係性が悪くならない程度で引いてください。
人気の車種などでは販売店も強気で一切値引きに応じてもらえないケースもあります。値引きは必ずしてもらえるものではないということも覚えておきましょう。
新車を購入する際、急ぐ必要がないのであれば決算期やボーナス期など安く買えるタイミングを狙って購入するのがおすすめです。主要な自動車販売店のキャンペーン情報もチェックしておきましょう。こちらで紹介した内容を参考に上手に値交渉を行い、ぜひお得に新車を購入してください。