意外と時間がかかる?新車の購入から納車までの具体的な流れを解説!
新車を購入してから納車されるまでにかかる期間は、在庫の有無、車種の人気、車を製造している工場の生産能力などによって異なります。中古車と比べて納車に時間がかかるのは新車の特徴ですが、ここでは新車を購入する際に気になる納車までの具体的な流れ、一般的な納車までにかかる期間、新車を購入する際に用意するべきものをご紹介します。
新車の購入から納車までの具体的な流れ
新車を購入する際、まずは販売店と購入者で売買契約書を交わします。契約書の内容をしっかりと確認したうえで、注文書に署名・捺印をします。
ディーラーに車の在庫がない場合は、ディーラーから自動車メーカーに発注を行います。その後、ディーラーが車の登録手続きを行うために必要な書類を提出します。
書類が揃ったらディーラーが手続きを行い、登録が終わったら納車日の調整を行います。ディーラーで自動車保険を契約する場合はその手続きもします。
ディーラーが自動車保険の代理店をしていることも多いので、ディーラーから保険の案内があると思いますが、ディーラーでは保険料の安いダイレクト型の自動車保険は扱っていないため保険はいくつか比較検討したうえで決めるといいでしょう。
自動車保険の契約をディーラーではなく自分で行う場合は車検証のコピーをディーラーから受け取って自分で手続きを行います。
車両代金の支払いタイミングはディーラーや支払い方法によって異なりますが、手続き前後で支払いを済ませるのが一般的です。メーカーからディーラーに車両が入庫されたら、ディーラーがオプションの取り付けや検品を行い購入者に納車されます。
新車の場合は自宅まで運んでもらうケースと、自分で取りに行くケースがあります。納車の際は傷がないかしっかりチェックして、念のためできるだけいろいろなアングルで写真を撮っておくのがおすすめです。
納車までにはどれくらいかかる?
新車を購入した際、売買契約を交わしたあと納車されるまでの期間は、ディーラーに在庫がある場合は2~3週間程度、在庫がない場合で早ければ1か月程度、人気の車種で注文が集中しているケースや半導体などの材料不足の影響などで工場の生産能力が落ちている場合は、半年~1年以上かかることもあります。
すぐに車が必要な人は、必要な時に車が届かないという事態にならないよう、在庫のある車種から選ぶなど納車時期に気をつけてください。
新車を購入する際に用意するべきもの
新車を購入する際、普通車の場合は車の登録と名義変更手続きのため、実印と印鑑証明書が必要となります。印鑑証明書は実印が本物であることを証明するための書類です。
実印をすでに登録していてマイナンバーカードを持っている人であれば、コンビニのマルチコピー機を使い200円で発行できます。印鑑登録をしていない場合は役所で登録をする必要がありますし、マイナンバーカードを持っていない場合は役所に行って印鑑証明を発行する必要があるので早めに用意しておくといいでしょう。
軽自動車の場合、印鑑は実印ではなく認印で問題ありません。普段使っている印鑑を持参しましょう。軽自動車であれば印鑑証明書も不要ですが、住民票が必要になります。
住民票もマイナンバーカードを持っていればコンビニのマルチコピー機で、200円で発行できます。マイナンバーカードを持っていない場合は最寄りの役所に行って住民票を発行しておきましょう。
普通車の場合、車の登録に車庫証明が必要となります。車庫証明は購入した車をどこに保管するか示すもので、警察署で必要な書類を受け取り保管場所の情報や車の情報といった必要事項を記入して警察署に提出します。車庫証明書の交付には3~7日ほどかかります。はやく納車したい場合は早めに手続きを行うようにしましょう。
車庫証明書の手配はディーラーに代行してもらうこともできますが、1万円程度の手数料がかかります。自分で手続きをした場合は3,000円程度なので、節約したい人や自分で手続きする時間のある人は自分で行うといいでしょう。
軽自動車の場合は地域によって車庫証明書の提出や保管場所届出が必要なエリアと不要なエリアがあるので事前に確認しておきましょう。保管場所届出は車庫証明とは違って即日で済みますし、費用も500円程度です。軽自動車は普通車と比べて用意するものが少なく、多くの場合、住民票と認印だけ用意しておけば問題ありません。
車の登録手続きは自分で行うこともできますが、ディーラーに代行してもらうのが一般的です。ディーラーが手続きを代行するために委任状が必要となります。委任状の用紙はディーラーが用意しているので、必要事項を記入して押印してください。
新車の購入から納車までの具体的な流れをご紹介しました。新車は納車に時間がかかることが多いということは覚えておきましょう。車庫証明書の手配などをディーラーに任せず自分でやる場合は流れを把握しておくとスムーズです。
印鑑証明書や住民票の手配のため、役所に行く必要がある場合は早めに用意しておくことをおすすめします。新車を購入する際は、こちらで紹介した内容も参考に手続きをすすめてください。