車購入時は銀行ローンを組むべき?借入先の選び方も解説!

公開日:2024/07/15  

お金

車の購入を検討する際、銀行ローンを利用するのもひとつの手です。銀行ローンで購入すると金利が低く、返済計画が立てやすいという利点がありますが、自動車ローンやディーラーローンとの違いを理解することが必要です。本記事では、銀行ローンのメリットや借入先の選び方についてくわしく解説します。

車を購入するときは銀行ローンがおすすめ?

自動車ローンにはおもに銀行系ローン、ディーラーローン、そして残価設定ローンの3種類が存在します。それぞれのローンには特徴や利点がありますが、銀行ローンはとくにメリットが多いため、ここではそのポイントをくわしく解説します。

銀行ローンのメリット

銀行ローンは、銀行や労働金庫、信用金庫などが提供するローンです。その最大のメリットは金利の低さです。一般的に銀行の自動車ローンの金利は2~4%程度で、ディーラーローンの金利が4~8%であるのに比べてかなり低いといえます。

金利が低いと、総返済額が抑えられるため、長期的に見ても経済的です。次に、銀行ローンを利用すると、車の所有権は購入者名義になることが挙げられます。車の購入後すぐにローンの借り換えや車の買い替えがしやすい点が魅力です。

さらに、状況に応じて返済方法を変更できる場合が多いです。たとえば、ボーナス時は通常より多めに返済するなど、柔軟にライフスタイルに合わせた返済計画を立てやすくなるでしょう。同じ銀行で住宅ローンなどを利用していれば、金利の優遇を受けられるケースもあります。

銀行ローンのデメリット

銀行ローンは審査が厳しく、安定した収入や信用情報がないと、審査にとおらない可能性があります。とくに初めてローンを組む若い方や、フリーランスの方にはハードルが高いかもしれません。また、銀行ローンは手続きが煩雑で時間がかかりがちです。

ディーラーローンと違い、車の購入手続きとローン申請を別々に行う必要があり、どうしても手間と時間がかかってしまいます。

銀行ローンの借入先の選び方

数多くの銀行がローン商品を提供している中で、どの銀行を選ぶべきか迷うことも少なくありません。そこで適切な銀行ローンの借入先を選ぶための5つのポイントをご紹介します。

何年借りられるのか

自動車ローンを何年まで借りられるかは、返済計画に大きく影響します。銀行によっては借入期間と借入上限額が異なるため、最初に確認しましょう。一般的には借入期間が1〜10年、借入上限額は1,000万円ほどですが、さらに短い期間や低い上限額を設定している銀行もあります。

長期ローンを希望するなら、借入期間が長い銀行を選ぶと、月々の返済負担を軽減できます。

繰上返済はできるか

返済方法のひとつとして、臨時収入や収入の増加があった際に、通常の返済額に追加して借入残高を前倒しで返済する「繰上返済」がありますが、銀行によっては繰上返済に手数料がかかる場合があります。事前に繰上返済ができるかどうかや、手数料の有無を確認することで、将来的な返済計画を柔軟に立てられます。

手続きのしやすさ

仕事の都合でなかなか手続きに行けないという方は、土日祝や15時以降も営業していたり、ウェブ上で手続きが行える銀行を選ぶとよいでしょう。ローンの利用には迅速な手続きが求められるため、スムーズに手続きできるかどうかも重要です。また、返済方法の支払いのしやすさも確認しておきましょう。

最高金利がどのくらいか

金利は銀行によって異なるだけではなく、同じ銀行でも条件によって異なることがあります。ローン金利が「年利〇~〇%」と幅を持たせて記載されている場合、審査結果によって適用される金利が変わるのです。

低い金利だけを想定していると、審査結果次第で最高金利が適用され、予算オーバーになる可能性もあるため、金利を重視して借入先を選ぶ場合は、最高金利で比較しましょう。

優遇のあるキャンペーンを開催しているか

銀行によっては、期間限定や特定の条件下で優遇金利が適用されるキャンペーンを行っています。返済総額を少なくすることができるため、キャンペーンの有無や適用条件を確認し、お得なチャンスを逃さないようにしましょう。

審査に不安があるときの対策

自動車ローンの審査にとおりやすくするためには、いくつかの対策を講じることが有効です。ここでは、審査が不安な方におすすめの4つの対策をご紹介します。

頭金を用意する

頭金を用意することで「ある程度の経済力がある」とみなされ、ローンの審査にとおる可能性が高くなる場合があります。また、頭金を入れることで総返済額を減らせるメリットもあります。毎月の返済負担を軽減したいなら、できるだけ頭金の準備をおすすめします。

保証人を立てる

自動車ローンの審査には保証人は不要ですが、保証人を立てれば審査にとおる可能性が高まるため、安定した収入がある親族などに保証人になってもらうのがおすすめです。ただし、保証人は本人と同等の返済義務を負うため、保証人になる方にはその点を十分に理解してもらう必要があります。

ほかに利用しているローンの完済をする

ほかに借入しているローンがある場合、返済能力が厳しくチェックされます。複数のローン返済が困難と判断されると、審査にとおりにくくなります。そのため、ほかのローンがある場合は、自動車ローンを申し込む前に完済しておくことが重要です。

まとまったお金がある場合は、繰上返済を利用して早めに完済すれば、毎月の返済額を減らし、自動車ローンの返済に余裕を持てます。

審査段階で転職しない

自動車ローンの審査では、勤続年数も重要です。ひとつの会社で長期間勤務している方が収入が安定しているとみなされるため、審査段階での転職は避けたほうがよいでしょう。もし転職したばかりなら、少なくとも半年ほど勤務してからローンを申し込むのがおすすめです。

また、審査が不安なときは、事前に審査結果を確認できる「お試し審査」を利用する方法もあります。

まとめ

審査が厳しく手続きに時間がかかるというデメリットはありますが、低金利で総返済額が抑えられるため、長期的なコストを考慮すると銀行ローンがもっともお得です。銀行ローンを利用するときは、自分にあった銀行ローンを選べば、車の購入をよりスムーズに進められます。

自分の生活スタイルや返済計画に合った銀行を選び、納得のいく自動車購入を実現しましょう。計画的に準備を進め、自分の経済状況を見直すことが、スムーズに自動車ローンを組むためのポイントです。審査に不安を感じる方は、しっかりと対策をしましょう。

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